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フィリピン専門の翻訳・通訳ブログ

中部国際空港

【3回目接種完了者PCR不要】6月フィリピン渡航から帰国までの実体験

2022年5月30日以降、新型コロナワクチンの3回目接種(ブースター接種)の完了者は、フィリピン渡航前のPCR検査・抗原検査が不要となりました。フィリピン省庁間タスクフォースの決議発表で詳細を確認いただけます。

フィリピン新型感染症に関する省庁間タスクフォース(IATF:Inter-Agency Task Force)の決議第168号はこちら(英語)

フィリピンは、2月10日から外国人渡航者の受け入れを再開し、4月1日に入国に係る要件の追加緩和を発表しています。在フィリピン日本国大使館やフィリピン大使館でも詳細を確認できますが、ネットの基本的な情報だけではわかりにくいことも多いですので、実際に6月12日に中部国際空港からマニラへ渡航し、7月7日に帰国した日本人の方のお話を伺いしましたのでご紹介いたします。実際に困ったことや注意点、お得な情報などお役に立てましたら幸いです。

在東京フィリピン大使館の発表はこちら

在東京フィリピン大使館の発表はこちら

フィリピン渡航前

フィリピンに渡航する時点でワクチン3回目接種を完了していなかったため、通常通りPCR検査を受けて渡航しました。3回目接種の完了者は検査不要です。

【木下グループ新型コロナPCR検査センター(名古屋駅前店)でPCR検査】

木下グループ新型コロナPCR検査センター名古屋駅前店(フィリピン渡航前)

当センターでは、PCR検査または抗原検査が受けられます。フィリピンの入国は、PCR検査に限らず抗原検査にも対応しているようです。PCR検査結果は出国時間から48時間以内、抗原検査は24時間以内のものが必要です。抗原検査は30分以内に結果が分かりますが、PCR検査の場合、結果が出るのは検査日翌日となりますので注意が必要です。

検査は事前予約が必要なようです。ウェブサイトからご確認ください。ウェブサイトに「PCR検査2,500円」「抗原検査1,500円」と記載がありましたが、愛知県民であれば無料で受けられます。愛知県民であることを証明できる身分証明書をご持参ください。

検査自体は5分ほどで完了し、翌日にはスマホで結果を確認することができました。

陰性証明書

【ワクチン接種証明書】

接種証明書アプリを利用しました。特に区役所等に行かなくても、下記の3点をご用意いただければ、自分の接種情報が自動的にスマートフォンのアプリに登録されます。

  • マイナンバーカード
  • パスポート
  • iphone7(iOS13.7)以上またはAndroid 8以上が入ったスマートフォン

ワクチン接種証明書
海外用の登録にはパスポートの読み込みも必要でした。空港でチェックインカウンターの前に並んでいた人は、海外用の登録をしておらず、チェックイン出来ずに困っており、かなり時間がかかっていた様子でした。

また後述するOne Health Passでファイルとしてアップロードが求められます。事前にファイルとして保存するとスムーズです。

また、フィリピンで病院に入る際など、様々な場面で提示を求められることがありますので、削除せずスマホに残しておくと便利です。

接種証明書アプリの詳細はこちら

不要:新型コロナウイルス感染症の治療費を補償する保険加入証明書(最低保証額35,000ドル米)】

2022年5月30日の発表に伴い、「新型コロナウイルス感染症の治療費を補償する保険加入証明書(最低保証額35,000ドル米)」が不要となりました。フィリピン入国時にも特に確認はされませんでした。

【帰りのEチケット】

フィリピン到着日から30日以内に出国する証明書が必要でした。Eチケットを印刷して持参しました。※30日以内に帰国すればビザは不要でした。

空港はかなり空いていました。

中部国際空港チェックインカウンター

【One Health PassのQRコード】

日本出国時には確認されませんが、フィリピン入国時に提出が必要でした。ウェブ上で情報を入力するとQRコードが発行されるので、そちらを提示すれば大丈夫です。フィリピンの空港はWi-Fiがありますが、遅いので、念のため日本で事前にダウンロードすることをお勧めします。またQRコードのスクリーンショットを撮っておくとすぐに提示できると思います。

One Health Passの情報入力は英語で行います。滞在先の住所やパスポートの情報が必要です。住所はバランガイ(町区分)の記入まで求められます。検索する必要がありますが、慣れない方は記入に少し手こずるかもしれません。必要ワクチンの接種状況についても確認する画面があり、「ワクチン接種証明書」をファイルとしてアップロードする必要がありますので、事前に準備することをお勧めします。
One Health Pass

One Health Passの詳細はこちら

フィリピン入国の際、イミグレーションの前で上記の書類チェックがありましたが、割とスムーズに入国できました。イミグレーションに加え、フィリピン陸軍の方がOne Health Passの事前チェックを行なっていました。

 日本への帰国時

ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)

【フィリピン出国72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書(日本語訳付)】

マカティ市内にある病院のマカティ・メディカル・センター(Makati Medical Center)でPCR検査を受けました。病院内には、日本人スタッフ常駐のジャパニーズヘルプデスクがあり、日本語で問い合わせることができます。PCRに関しては、メールで問い合わせるとスムーズのようです。

電話番号:+63-917-716-9007
メール:jhd-philippines@j-helpdesk.com
ウェブサイト:https://www.j-helpdesk.jp/hospital_info/makati-medical-center/
場所:マカティ・メディカル・センター(Makati Medical Center)
#2 Amorsolo St., Legaspi Village, Makati City

費用は以下の通りです。
検査費用:3,360ペソ(カード可能)
弊社サポート費用:2,000ペソ(現金のみ)
陰性証明書費用:530ペソ(現金のみ)

検査結果は、翌日にいただけました。

日本帰国前フィリピン陰性証明書

【ワクチン接種証明書】

空港に入る前に確認されます。前述の日本出国時に使用したアプリで問題ありませんでした。

【My SOSアプリ】

帰国前にフィリピンでダウンロードし、手続きを完了させました。誓約書の同意やワクチンの接種状況の確認など、少々時間がかかるため、事前に情報を入力することをお勧めします。

My SOS
My SOSの詳細はこちら

全ての情報入力を完了し、空港に到着すると色が変化していました。

My SOS 青色帰国時

黄色など他の色もあるようで、色区分で案内される場所が異なるようです。

コロナ帰国時:中部国際空港

その後は、スムーズに出口へ出られました。

コロナ感染者数の状況によって、入国要項等は変更となる可能性がございます。詳細につきましては、大使館・外務省のサイトをご覧ください。

弊社では、フィリピン現地での通訳手配タガログ語(フィリピン語)の翻訳、日本国内でのタガログ語通訳手配を承っております。フィリピンに関わることで、お困りのことなどございましたらお気軽にご相談くださいませ。

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