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フィリピン専門の翻訳・通訳ブログ

ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)

4月1日追加緩和!フィリピン入国に必要なものをわかりやすく紹介

フィリピンは2022年2月10日から外国人渡航者の受け入れを再開し、4月1日に入国に係る要件の追加緩和を発表しました。在フィリピン日本国大使館やフィリピン大使館でも詳細を確認できますが、ネットの基本的な情報だけではわかりにくいことも多いですので、実際に5月2日に羽田空港からフィリピンのマニラへ渡航し、5月6日に帰国した日本人の方のお話を伺いしましたのでご紹介いたします。実際に困ったことや注意点、お得な情報などお役に立てましたら幸いです。

在東京フィリピン大使館の発表はこちら

在東京フィリピン大使館の発表はこちら

フィリピン渡航前

【ワクチン接種証明書】

接種証明書アプリを利用しました。特に区役所等に行かなくても、下記の3点をご用意いただければ、自分の接種情報が自動的にスマートフォンのアプリに登録されます。

  • マイナンバーカード
  • パスポート
  • iphone7(iOS13.7)以上またはAndroid 8以上が入ったスマートフォン

フィリピン渡航時に利用した接種証明書アプリ
海外用の登録にはパスポートの読み込みも必要でした。空港でチェックインカウンターの前に並んでいた人は、海外用の登録をしておらず、チェックイン出来ずに困っており、かなり時間がかかっていた様子でした。

接種証明書アプリの詳細はこちら

【48時間以内に受けたPCR検査の結果】

PCR検査の陰性証明書を出してくれる病院を探す必要があります。相場は10,000円~30,000円ほどです。

私は、フィリピン渡航前日に羽田空港の木下グループでPCR検査を受けに行きました。4時間で結果が出ると聞いていましたが、10:30に検査を受け14:30には結果が届きました。証明書は木下グループのマイページからPDFでダウンロードできました。

フィリピン渡航時に利用した陰性証明書
また、東京都民である証明(マイナンバーカードや免許証)を見せることで、無料で受けることができました。(これは5月22日までのようです)他の都道府県でもPCRが無料で受けられるところは対象となるようです。

陰性証明書は、スマホのPDFを提示するだけでも問題ないようです。羽田発であれば当日に空港でも受けられますが、事前に予約した方が確実だと思います。

また、成田空港には木下グループはないようです。成田空港のPCRセンターでも当日受けられますが、事前予約の有無で料金が変わります。予約ありの場合は23,000円、予約なしの場合は43,000円かかるようですのでご注意ください。

木下グループでなくても、他の病院でPCRを受け英語訳の陰性証明書があれば問題ないとのことです。

羽田空港木下グループの詳細はこちら

成田空港PCRセンターの詳細はこちら

【新型コロナウイルス感染症の治療費を補償する保険加入証明書(最低保証額35,000ドル米)】

これは前日までに加入しなければいけないので、早めに加入することをお勧めします。私が加入したのは「エイチ・エス損保のたびとも」7日間で2,500円くらいでした。他と比較しても、あまり金額・内容も変わらなかったため、この会社を選びました。インターネットで加入後、すぐにマイページより英訳付きの保険証のPDFがダウンロードできます。これも印刷して持参しました。

エイチ・エス損保「海外旅行保険たびとも」の詳細はこちら

【帰りのEチケット】

フィリピン到着日から30日以内に出国する証明書が必要でした。Eチケットを印刷して持参しました。※特に30日以内に帰国すればビザは不要でした。

【One Health PassのQRコード】

日本出国時には確認されませんでしたが、フィリピン入国時に提出が必要でした。アプリをダウンロードして情報を入力するとQRコードが発行されるので、それを提示すれば大丈夫でした。フィリピンの空港はWi-Fiがありますが、遅いので、念のため日本で事前にダウンロードすることをお勧めします。またQRコードのスクリーンショットを撮っておくとすぐに提示できると思います。
フィリピン渡航時に利用したOne Health Pass

One Health Passの詳細はこちら

フィリピン入国の際、イミグレーションの前で上記の書類チェックがありましたが、割とスムーズに入国できました。

マニラ空港のイミグレーション

 日本への帰国時

ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)

【フィリピン出国72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書】

私は日系企業で働く友人の職場で受けられるPCR検査を受け、陰性証明書を発行してもらいました。日本語訳もついた証明書で4,500ペソ(約11,250円)かかりました。陰性証明書は、フォーマットも決まっているようなので、日本入国に対応する証明書なのか確認が必要です。相場は5,000~10,000ペソ(約12,500〜25,000円)ほどのようです。

フィリピンで取得した日本語翻訳の陰性証明書

【3回のワクチン接種証明書】

前述の日本出国時に使用したアプリで大丈夫でした。

【My SOSアプリ】

帰国前にフィリピンでダウンロードしました。事前に情報を入力し、QRコードを提示するだけです。私はダウンロードして空港に行きましたが、入力をすっかり忘れていました。日本に到着してから成田空港ですぐ情報入力できましたが、なるべく到着6時間前までに入力しておく方がいいようです。誓約書も必要なようですが、私はその場でアプリから誓約書に同意しました。

My SOSの詳細はこちら

日本入国の際は、PCR検査を受けなければならないので、到着から空港を出るまで約2時間強かかりました。空港から家までの送迎を頼む際や、終電などの時間をチェックしておいた方がいいです。

コロナ感染者数の状況によって、入国要項等は変更となる可能性がございます。詳細につきましては、大使館・外務省のサイトをご覧ください。

弊社では、フィリピン現地での通訳手配タガログ語(フィリピン語)の翻訳、日本国内でのタガログ語通訳手配を承っております。フィリピンに関わることで、お困りのことなどございましたらお気軽にご相談くださいませ。